インソールを作ったのに足が痛い・痛みが変わらないのはなぜ?見直したい5つのポイント

足とインソールの適合を確認している様子

せっかく自分の足に合わせてインソールを作ったのに、足の痛みが変わらない。

最初は良かったように感じたけれど、しばらくするとまた痛くなってきた。

このような状態が続くと、インソールが自分の足に合っていないのか、このまま使い続けていいのか、それとも作り直したほうがいいのか迷ってしまうと思います。

インソールを作っても足の痛みが変わらない場合、その理由がインソールだけにあるとは限りません。

足とインソールの適合はもちろん、普段履いている靴との相性、使い方や調整、痛みがどこから生じているのかなど、確認したいことはいくつかあります。また、歩き方や膝・股関節など、足以外の部分から受ける影響も含めて考えたほうがよい場合があります。

つまり、確認したいのはインソールだけではありません。

痛みが変わらないからとすぐに作り直すのではなく、今使っているインソールと足の状態、靴や身体の動きを一つずつ確認していくことが大切です。

この記事では、インソールを作ったのに足が痛い、思うように痛みが変わらないという方に向けて、まず見直したい5つのポイントを順番に解説します。

このまま使っていいのか、作り直したほうがいいのか迷っている方も、ご自身の状態と照らし合わせながら確認してみてください。

1.まずは痛みの原因をもう一度確認する

インソールを作ったのに痛みが変わらないと、まずはインソールが自分の足に合っていないのではないかと考えてしまいがちです。

しかし、その前に確認しておきたいのが、今の痛みがどこに、どのようなときに出ているのかということです。

同じ足の痛みでも、朝の一歩目に痛むのか、長く歩いたあとに痛むのか、特定の靴を履いたときに痛むのかによって、確認したいことは変わってきます。

インソールを作った当初と現在で、症状が変化していることもあります。以前と同じ場所が痛むのか、それとも別の場所が気になるようになったのかも確認してみましょう。

こうした痛む場所や症状の出方を整理することが、インソールを見直す前の大切な手がかりになります。

足の状態や痛む場所を確認している様子
インソールだけでなく、現在の足の状態や痛む場所、症状の出方などを確認することも大切です。

インソールだけを調整すればよいとは限りません

痛みが変わらないと、インソールを調整したり、新しく作り直したりすることに目が向きやすくなります。

ですが、痛みが出ている場所やタイミング、足の状態などを確認しないままでは、何を見直せばよいのか判断しにくいことがあります。

大切なのは、最初からインソールが悪い、足に合っていないと決めつけないことです。

まず現在の症状と足の状態を確認し、そのうえで今使っているインソールが合っているのかを考えていきます。

では、実際にインソールが足に合っているかどうかは、どこを見ればよいのでしょうか。次は、足とインソールの適合について見ていきましょう。

2.足とインソールが合っているか確認する

痛みの状態を整理したら、次に確認したいのが、今使っているインソールが足に合っているかです。

自分の足に合わせて作ったインソールでも、作った時点で終わりではありません。実際に足を乗せたときの位置や当たり方だけでなく、立ったときや歩いたときに痛みや違和感が出ていないかを見ることも大切です。

その中でも分かりやすいポイントの一つが、土踏まずの当たり方です。

インソールは、土踏まずを高く持ち上げればよいというものではありません。足の状態に対して支えが強すぎたり、支える位置が合っていなかったりすると、一部分に強い圧迫感や痛みを感じることがあります。

インソールを使ったとき、こんな変化はありませんか?

  • 土踏まずなど、一部分だけが強く押される感じがする
  • インソールを入れると痛みや強い違和感が出る
  • 使い始めてから、それまで痛くなかった場所が気になる
  • 歩いているうちに、いつも同じ場所が当たって痛くなる
  • 使用後に強い赤みや擦れが残る

こうした痛みや強い違和感が続く場合は、慣れるまで我慢しようと使い続けるのではなく、一度インソールの状態を確認してもらいましょう。

足にインソールを合わせて適合を確認している様子
インソールは、実際の足に合わせたときの位置や当たり方も確認することが大切です。

作ったあとに調整が必要になることもあります

インソールを作った直後には気にならなくても、実際の生活の中で使ってみて初めて分かることがあります。

どのくらい歩くと違和感が出るのか、どこが当たるのか、使う前にはなかった痛みが出ていないか。こうした変化も、今の足にインソールが合っているかを考える手がかりになります。

また、違和感があるからといって、必ず新しいインソールに作り直さなければならないわけではありません。

今使っているインソールの当たり方や支える位置などを確認し、状態によっては調整することで対応できる場合もあります。

インソールは作って終わりではなく、実際に使ったときの足の状態まで見ながら合わせていくことが大切です。

そして、インソールそのものに問題がなくても、組み合わせる靴によって履き心地や足への当たり方が変わることがあります。

次は、インソールと靴の相性について見ていきましょう。

3.インソールと靴の相性を確認する

足に合わせて作ったインソールでも、入れる靴によって痛みや違和感が出ることがあります。

靴によって、内部の広さや深さ、かかとの収まり方、もともと入っている中敷きの厚みなどが異なるためです。

インソールを入れたことで靴の中が窮屈になったり、足の位置が高くなったりすると、それまで気にならなかった場所が当たることもあります。

インソールを入れたあと、靴の履き心地が変わっていませんか?

インソールを使い始めてから、次のような変化がないか振り返ってみてください。

  • インソールを入れると、靴が以前より窮屈に感じる
  • つま先や足の甲が当たるようになった
  • 歩くとかかとが浮きやすくなった
  • インソールを入れてから、靴の中で足が収まりにくくなった
  • 特定の靴を履いたときだけ痛みや違和感が強くなる

当てはまるものがある場合は、インソールだけでなく、普段履いている靴との組み合わせにも目を向けてみましょう。

スニーカーとインソールの組み合わせを確認している様子
同じインソールでも、組み合わせる靴によって足の収まり方が変わることがあります。

普段履いている靴が複数ある場合は、どの靴を履いたときに痛みや違和感が出やすいのかを比べてみるのも一つの方法です。

特定の靴を履いたときだけ症状が出るのであれば、インソールそのものだけでなく、靴との組み合わせを考える手がかりになります。

もう一つ見ておきたいのが、靴にもともと入っている中敷きです。

もとの中敷きの上から別のインソールを重ねると、その分だけ靴の中が狭くなることがあります。もとの中敷きを外して使うのか、そのまま使うのかはインソールや靴によって異なるため、作製時の説明や使用方法も確認しておきましょう。

インソールが合っているかを考えるときは、インソールだけを見るのではなく、実際に履いている靴に入れた状態まで見ることがポイントです。

足とインソール、そして靴との組み合わせまで見直したら、次はインソールの使い方について見ていきましょう。

4.インソールの使い方を見直す

インソールが足や靴に合っていても、使う時間や場面によって痛みや違和感の出方が変わることがあります。

インソールを作ってからどのくらい経っているのか、1日のうちどのくらい使っているのか、仕事や買い物、ウォーキングなど、どんな場面で使っているのか。

まずは、普段どのようにインソールを使っているかを振り返ってみましょう。

普段どのように使っているか振り返ってみる

  • インソールを作ってからどのくらい経っているか
  • 1日のうち、どのくらいの時間使っているか
  • 仕事や買い物、ウォーキングなど、主にどんな場面で使っているか
  • 長時間使った日と短時間使った日で、痛みや違和感に違いがあるか
  • 作製時に説明された使い方と、現在の使い方に違いがないか

たとえば、短時間では気にならないのに長く歩くと痛くなる、普段の生活では問題ないのにウォーキングのときだけ違和感が出るなど、使い方によって症状の出方が変わることがあります。

痛いかどうかだけではなく、どのくらい使ったときに、どんな場面で症状が出るのかまで振り返ってみると、現在の状態が分かりやすくなります。

インソールを使用して歩いている様子
使用する時間や場面によって、足の痛みや違和感の出方が変わることもあります。

強い痛みを我慢して使い続けない

インソールを使い始めたばかりの時期は、これまでとは足裏の感覚が違うと感じることがあります。

ただし、違和感があることと、強い痛みを我慢して使い続けることは別です。

慣れるまで使ったほうがいいと思っていても、痛みが続いたり、使うほど症状が強くなったりする場合は、そのまま無理に使い続ける必要はありません。

作製時に使用時間や使い始め方について説明を受けている場合は、まずはその方法を基本にします。それでも痛みや強い違和感が続く場合は、作製したところへ相談してみましょう。

その際は、痛む場所だけでなく、どのくらいの時間使ったのか、どんな場面で使ったのか、いつ頃から症状が気になり始めたのかを伝えると、状況を共有しやすくなります。

ここまで、痛みの状態、足とインソールの適合、靴との相性、インソールの使い方と順番に見てきました。

さらに足の痛みを考えるときには、インソールだけでなく、歩き方や膝・股関節など身体全体の動きにも目を向けることがあります。

次は、歩いたときの身体の動きについて見ていきましょう。

5.歩き方や膝・股関節などの動きも見る

インソールを作っても足の痛みが変わらない場合は、足とインソールの適合だけでなく、立ったときや歩いたときの動きも見ていくことがあります。

歩くときには足だけが動いているわけではありません。足首や膝、股関節なども動きながら身体を支え、前へ進んでいます。

そのため、足だけを見ていると分かりにくいことでも、実際に立ったり歩いたりすることで見えてくる場合があります。

立ったとき・歩いたときの状態も見る

座っているときには気にならなくても、立って体重をかけたり、実際に歩いたりすると、足の状態や感じ方が変わることがあります。

立ったときに足がどのように接地しているのか、歩くときに体重がどのように移動しているのか。そのときの膝や股関節の動きなども含めて見ていきます。

また、インソールを入れた状態でも実際に歩いてみることで、立っているときとの違いや、動いたときに気になる部分が分かることもあります。

歩行時の足や膝の動きを見る様子
足だけでなく、立ったときや歩いたときの足・膝・股関節の動きも見ていきます。

すぐにインソールを作り直したほうがよいとは限りません

足の痛みが変わらないからといって、すぐに今のインソールが合っていないと判断したり、新しく作り直したりする必要があるとは限りません。

足の状態やインソールの当たり方、靴との相性、使い方に加えて、立ったときや歩いたときの動きまで見ていくことで、ほかに見直したほうがよいところが分かる場合があります。

もちろん、状態によってはインソールの調整や作り直しを検討することもあります。一方で、足の痛みに対する考え方はインソールだけではなく、すべての方にインソールが必要とは限りません。

インソールを使うこと自体を目的にするのではなく、今の足の状態に対して何を見直す必要があるのかを考えることが重要です。

インソールを作ったのに足が痛い、痛みが思うように変わらないというときは、すぐに作り直すと決めるのではなく、ここまで紹介した5つのポイントを一つずつ振り返ってみましょう。

インソールの見直しより先に医療機関を受診したほうがよい場合

インソールを使っていて足が痛い場合でも、すべてがインソールの問題とは限りません。

強い痛みや腫れ、しびれなどがある場合は、インソールを調整したり作り直したりするより先に、整形外科などの医療機関を受診したほうがよい場合があります。

特に、次のような症状がある場合は注意してください。

  • 転倒や捻挫など、けがをしたあとから強い痛みや腫れがある
  • 足に体重をかけられない、または歩くことが難しい
  • けがのあとに足の形が明らかに変わっている、傷や出血がある
  • 強い腫れや赤み、熱感がある、または発熱を伴っている
  • しびれや感覚の低下、力の入りにくさがある
  • 痛みが急に強くなった、または時間とともに悪化している

このような症状がある場合は、インソールが合っているかどうかを自己判断するのではなく、医療機関の受診を優先してください。

また、糖尿病があり、足に傷や腫れ、赤みなどがある場合も、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。

足の痛みにはさまざまな原因があります。気になる症状があるときは、インソールだけの問題と決めつけず、まず現在の足の状態を適切に確認してもらうことが重要です。

インソールを作ったのに痛みが変わらないときはどこに相談する?

インソールを使っていて痛みや違和感が続く場合は、まず作製したところに現在の状態を相談してみましょう。

作ったときには問題がなくても、実際の生活で使ってみることで、足への当たり方や履き心地、痛みの出方などが分かってくることがあります。

作製したところへの相談が難しい場合は、インソールだけでなく、現在の足の状態や普段履いている靴、立ったとき・歩いたときの状態まで見てもらえるところに相談する方法もあります。

相談するときはインソールと普段履いている靴も一緒に

インソールについて相談するときは、現在使っているインソールだけでなく、できれば普段そのインソールを入れている靴も一緒に持っていきましょう。

インソール単体では分かりにくくても、実際の靴に入れることで、足の収まり方や窮屈になっている場所などが分かることがあります。

また、相談するときには、次のようなことを伝えられるようにしておくと話がスムーズです。

  • いつ頃インソールを作ったのか
  • どこに痛みや違和感があるのか
  • 使い始めてから症状がどのように変わったのか
  • どのくらい使用すると痛みや違和感が出るのか
  • 仕事や買い物、ウォーキングなど、主にどんな場面で使っているのか

作製したところへの相談が難しい場合は?

作製したところが遠い、現在は相談できないなどの場合は、別の相談先を探すことも一つの方法です。

その際は、インソールだけを見るのではなく、足の状態や靴との組み合わせ、実際に立ったり歩いたりしたときの状態まで見てもらえるかどうかも相談先を選ぶ際の参考になります。

オアシス整骨鍼灸院では、足の状態だけでなく、普段履いている靴やインソール、立ったとき・歩いたときの状態なども見ながら、今の痛みに対して何を見直す必要があるのかを一緒に考えていきます。

インソールと足の痛みについてよくある質問

インソールを作ったのに足が痛いのは、合っていないからですか?

痛みがあるからといって、必ずしもインソールが足に合っていないとは限りません。

足とインソールの適合だけでなく、靴との組み合わせや使い方、現在の足の状態など、ほかにも見直したい点があります。

インソールは痛くても慣れるまで使ったほうがいいですか?

強い痛みを我慢して使い続ける必要はありません。

使い始めは、これまでと足裏の感覚が違うと感じることがあります。ただし、痛みや違和感が続く場合は無理に使い続けず、作製したところへ相談しましょう。強い痛みや腫れ、しびれなどがある場合は、医療機関への受診を優先してください。

痛みが変わらない場合は、インソールを作り直したほうがいいですか?

痛みが変わらないからといって、すぐに作り直す必要があるとは限りません。

現在の足や靴、インソールの状態を見たうえで、何を見直す必要があるのかを考えます。状態やインソールの種類によっては、作製したところで調整できる場合もあります。

同じインソールを別の靴に入れて使っても大丈夫ですか?

別の靴でも使える場合はありますが、靴が変わると足の収まり方や履き心地も変わります。

靴の幅や深さなどによっては、インソールを入れることで窮屈になったり、痛みや違和感が出たりすることがあります。使用する靴について作製時に説明を受けている場合は、その方法に沿って使用してください。

インソールについて相談するときは何を持っていけばいいですか?

現在使っているインソールと、普段そのインソールを入れて履いている靴を一緒に持っていくとよいでしょう。

あわせて、いつ頃作ったのか、どこが痛むのか、どのくらい使用すると症状が出るのかなどを伝えられるようにしておくと、相談がスムーズです。

まとめ|インソールを作っても足の痛みが変わらないときは

インソールを作ったのに足が痛い、痛みが変わらないからといって、すぐにインソールが合っていないとは限りません。

まずは、ここまで紹介した5つのポイントを振り返ってみましょう。

  • 痛む場所や症状が出るタイミング
  • 足とインソールの適合
  • インソールと靴の相性
  • インソールの使い方
  • 立ったとき・歩いたときの足や膝、股関節の動き

痛みが変わらない理由は一つとは限りません。足とインソールだけでなく、靴との組み合わせや使い方、実際に歩いたときの状態なども関係することがあります。

痛みが変わらないからとすぐに作り直すのではなく、まずは今の状態を一つずつ見ていきましょう。

ただし、強い痛みや腫れ、しびれなどがある場合は、インソールの見直しよりも医療機関への受診を優先してください。

ご自身では判断しにくい場合は、今使っているインソールも含めて、現在の足や靴、歩いたときの状態について相談してみてください。

今使っているインソールや靴も一緒にご相談ください

インソールを作ったのに足の痛みが変わらない、使っていると違和感がある、このまま使い続けていいのか分からない。そのようなときは、一度現在の状態を見てもらうのも一つの方法です。

大阪府池田市のオアシス整骨鍼灸院では、足の状態だけでなく、現在お使いのインソールや普段履いている靴、立ったとき・歩いたときの状態なども見ていきます。

新しいインソールを作ることだけを目的にするのではなく、現在お使いのインソールも含めて、足や靴との状態を見ていきます。

ご相談の際は、現在お使いのインソールと、普段そのインソールを入れて履いている靴をお持ちください。

インソールが自分の足に合っているのか分からない、作ったのに痛みが変わらず困っているという方は、オアシス整骨鍼灸院へご相談ください。

この記事の執筆者

オアシス整骨鍼灸院 院長 三木高志

三木高志

オアシス整骨鍼灸院 院長

柔道整復師・鍼灸師

足の痛みを中心に、靴・歩き方・体の使い方まで含めて日々のご相談を受けています。症状の場所だけでなく、なぜそこに負担が集まっているのかを整理することを大切にしています。

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