足部
外反母趾
親指の付け根の変形で、痛みや腫れが生じ、足形が変わります。遺伝や誤った靴の選び方、足の傾きが原因で進行する可能性があります。
モートン病
足底神経組織の圧迫で発痛やしびれがあり、足裏のボール部分に腫れや痛みが生じ、歩行時に不快感を感じる神経障害です。
足底腱膜炎
足底腱膜の炎症で、かかと部分に激しい痛みが生じ、朝起きる際や歩行時に特に不快感が現れ、長時間の立ち仕事や運動が難しくなります。
アキレス腱炎
アキレス腱の炎症で、かかとからふくらはぎにかけての痛み、腫れ、運動制限があります。歩行や運動時に痛みや不快感が生じます。
シンスプリント
脛骨(すね)の内側での痛みで、ランニングや運動時に発生。走行中の脛部位の不快感、腫れ、炎症が特徴です。
強剛母趾
足の親指基節部の痛みと関節のこわばり。歩行時の不快感やはれがみられます。
足関節捻挫
激しい痛み、はれ、運動制限。歩行時や負荷時に不安定感があります。
浮指
立っている時や歩いている時に足の指が床や接地しない、接地していても指先で踏ん張れない状態です。
内反小趾
足の小指が内側に向かって曲がり、痛みや圧迫感を引き起こす。歩行時に不快感や鈍痛があります。
有痛性外脛骨
若年性のスポーツ障害として数多くみられます。足の内側に骨の出っ張り、痛みを伴います。
偏平足
足アーチの低下で、足裏が広くなり、歩行時の疲労感、足裏の痛み、脚の不安定感があります。
後脛骨筋機能不全
後脛骨筋の腱が損傷したり、弱くなって足のアーチが崩れる疾患です。足首や足底の痛みや腫れなどが起こります。
足根管症候群
足の内側、特に足首の近くにある足根管と呼ばれる狭い通路内の神経が圧迫されることによって起こる状態です。
セーバー病
成長期にある子どもに見られる疾患で、かかとの骨にある成長板(軟骨)が繰り返しのストレスや過度な活動により炎症を起こし、かかとの痛みを引き起こすものです。
膝
変形性膝関節症
膝関節の軟骨減少により、膝の痛み、腫れ、可動域制限が生じ、歩行や階段の上り下りが辛くなります。
膝蓋下脂肪体炎
膝の前部で炎症が起こり、腫れ、痛み、走行時の不快感があります。膝を曲げ伸ばす動作に影響します。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)
膝の曲げ伸ばしを繰り返すことによって靱帯が大腿骨外顆と接触して炎症を起こし、痛みが発生します。 特にマラソンなどの長距離ランナーに好発します。
ジャンパーズニー
ジャンパー膝は膝の前部痛み、腫れ、軟骨の異常によるもの。ジャンピングや運動で発症します。
オスグッド病
膝の軟骨成長部に炎症が生じ、膝前部の腫れ、痛みが特徴。成長期の活発な運動や体の使い方が原因となります。
鵞足炎
膝の曲げ伸ばしを行うスポーツ動作により膝の内側に炎症を起こし痛みが出ます。 スポーツでは陸上の長距離競技、水泳、サッカーなどで多く見られます。
ベーカー嚢腫
膝の裏に液体がたまり、腫れや痛みを引き起こし、膝の可動域制限がおこります。
膝蓋大腿関節症
膝蓋骨と大腿骨の関節に炎症が起きたり軟骨がすり減ったり骨が変形することで痛みを生じる状態です。
タナ障害
膝関節を覆う関節包の内側の滑膜ヒダがスポーツや外傷をきっかけに屈伸時に挟まれたり、こすれたりして炎症する疾患です。
半月板損傷
膝の関節内にある半月板がスポーツや日常生活で急激な方向転換、深く腰を下ろす動作などで、亀裂が生じたり欠けたりする疾患です。
股関節
変形性股関節症
股関節の軟骨減少により、腰や太ももに痛みが生じ、歩行や立位が辛くなります。
FAI症候群
股関節部に形態異常があって、股関節を大きく動かす際に骨と骨の間で衝突が起こり、軟骨損傷や挟み込まれた関節唇の損傷が起こる疾患です。
臼蓋形成不全
股関節周りの骨が十分に形成されない病気です。不安定な状態の股関節には大きな負荷がかかり、将来、変形性股関節症へと進行していくことの多い疾患です。
グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)
サッカーなどのスポーツで鼠径部周辺にいろんな原因で発症する疾患です。足の付け根に痛みを感じるスポーツ障害です。
単純性股関節炎
小児に起こる股関節痛です。3~10歳の男の子に起こり、何らかの原因で股関節に炎症が起こる一過性の股関節炎です。
腰
ぎっくり腰
ぎっくり腰は急な動作で腰に強い痛みが生じ、立ち上がりや動作が制限されます。腰の強い緊張や痛みが特徴です。
腰痛
腰に持続的な痛みがあり、姿勢変化や活動制限、痛みの悪化が見られます。長期的なストレスや姿勢の問題が影響します。
坐骨神経痛
坐骨神経の圧迫で、腰から臀部、下肢に激痛が走り、しばしば足のしびれや痺れが生じます。姿勢や運動が影響します。
梨状筋症候群
臀部・下肢痛、坐骨神経痛の原因で、長時間座位、姿勢不良が関与します。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板の軟部が圧迫され、腰痛・神経症状発生する疾患です。繰り返される負荷や加齢によって椎間板が変性していきます。
腰椎分離症
発育期のスポーツ選手に好発され、腰部に繰り返しストレスがかかることで発症します。
仙腸関節性腰痛
仙腸関節の異常な動きや緩みが痛みを引き起こす。運動や姿勢の変化が影響を与える。
椎間板性腰痛
椎間板の変性や損傷が痛みを引き起こす。圧痛や動作時の痛みが特徴。
筋筋膜性腰痛
筋肉や筋膜の緊張や炎症が原因。局所の鈍痛や圧痛、運動時の不快感が現れる。
椎間関節性腰痛
椎間関節の過剰な動きや炎症が引き金。椎間関節周辺の痛みや運動制限が特徴。
腰部脊柱管狭窄症
脊椎を通る脊柱管が狭窄し、脊髄や神経根を圧迫することでさまざまな症状を引き起こす疾患です。
首・肩
頚椎症
頚椎の変性や損傷が原因。椎間板や靭帯の肥厚や変性、神経圧迫が痛みや運動障害を引き起こす。姿勢や加齢が影響。
胸郭出口症候群
頚椎肋骨間の圧迫が神経・血管に影響。手のしびれ、疼痛、血行障害が発生。姿勢や筋肉の問題が関与します。
五十肩
肩関節周囲の炎症で、腕の挙上が制約され、夜間の激しい痛みが特徴。肩の運動制限があります。
肩こり
首や肩に強い緊張感や痛みが生じ、頭痛や腕のしびれが伴います。姿勢の悪化やストレスが原因となります。
腱板損傷
肩の腱板が損傷・断裂。肩の過度な使用、急激な動作が原因。痛み、運動制限、腫れが現れる。
寝違え
寝違えは頸椎の突然の不自由な動きにより、首や肩に急激な痛みが生じ、首の動かしにくさがあります。
関節インピンジメント
肩の関節内の異常な接触が痛みを引き起こします。可動域制限、炎症が見られ、過度な使用が影響します。
肘・手首
テニス肘
テニスなどで起こりやすく、腕の外側の肘部筋肉・腱に過度な負荷がかかり、炎症や損傷が生じ、握力低下や痛みが現れます。
ゴルフ肘
ゴルフなどで起こりやすく、腕の内側の肘部筋肉・腱に過度なストレスがかかり、炎症や損傷が生じ、握力低下や痛みが現れます。
野球肘
成長期にボールを投げすぎて起こる肘の障害です。投球時や投球ごに痛みを感じ、肘の曲げ伸ばしにも制限が出ます。
TFCC損傷
手首の小指側の靭帯と線維軟骨の複合体が損傷する疾患です。転倒やラケット競技で好発します。
突き指
指の関節が強い外力で曲がり、靭帯や軟組織に損傷し、腫れ、痛み、運動制限が生じる。
手根管症候群
手首の手根管内で神経を圧迫することで起こります。手のしびれ、痛み、手指の力弱さが主な症状。加齢や過度の手の使用が影響します。