土踏まず(アーチ)の役割

土踏まず(つちふまず)とは、ヒトの足裏にあるアーチ形状の場所の事をいいます。専門的には足底弓蓋(そくていきゅうがい)といいます。

土踏まずは内側だけと思われがちですが、実は3か所から形成されています。

  • ①内側アーチ ②外側アーチ ③前部アーチ(横アーチ)

この3か所のアーチが正常に機能する事で体の維持をしています。

ではそのアーチの役割とは…?

今回は土踏まず(アーチ)のお話をしていきます。

Ⅰ.土踏まず(アーチ)の構成
  • 内側(縦)アーチ
  • 外側(縦)アーチ
  • 前部(横)アーチ
Ⅱ.役割

①脳への衝撃を緩和         ②バランス(姿勢制御)をする    ③身体(関節)への衝撃を緩和     ④動きに敏捷性・持続性をもたらす

Ⅲ.土踏まずの不思議

同じ類人猿のサルやオラウータンには土踏まず(アーチ)は有りません。直立二足歩行が出来るヒトにしか土踏まず(アーチ)はないのです。しかし、ヒトも赤ちゃんの時には土踏まずはなく、二足歩行が出来るようになってくると、だんだん足底が形成されていきます。

だいたい8歳~10歳ぐらいまでには形成されるといわれています。

近年、子供があまり外で遊ばなくなり、移動手段も乗り物が増えてきているので、

土踏まずが少ない子供が増え、子供の足に関係するケガが増えています.(図Ⅰ)

(図Ⅰ)日本スポーツ振興センターより

                   

Ⅳ.足の痛みの代表的な疾患

①偏平足

②外反母趾

③内反小指

④足底腱膜炎

⑤ハイアーチ

⑥浮指

⑦モートン病

⑧シンスプリント

⑨アキレス腱炎・周囲炎

⑩有痛性外脛骨

⑪腓骨筋腱炎

Ⅴ.まとめ

土踏まず(アーチ)は私たちの体重を支え、身体のバランスを取っている非常に重要な場所といえます。

最近は、大人も子供も外出する機会が減り足を使う事も少なくなってきています。そういう状況下でますますヒトの土踏まずの減少が懸念され、上記の疾患につながっていく恐れが出てきます。

しかし、土踏まずは努力次第では鍛えることは可能です!この動画は土踏まずを鍛える体操です(^▽^)/

椅子に座って簡単に出来ますので一度試してみてください。

コツは出来るだけ足の指を広げて、しっかりと指を意識して動かすということです。

回数ですが、個人差がありますので一概に言えないですが、

最初は「すこししんどいなぁ」ぐらいのところでやめてください。

地味な運動ですが、意外としんどく感じると思います。

分からないことがあればいつでもオアシス整骨鍼灸院へご相談ください。

参考資料

日本スポーツ振興センター

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