大人の足のサイズは変わる?変わらない?ー池田市オアシス整骨鍼灸院

大人になってからの足のサイズ変化を年齢・体重・妊娠などの視点から解説する記事のメイン画像

昔は問題なく履けていた靴が、最近きつく感じる。

ずっと同じサイズを選んでいるのに、なんとなく合わなくなってきた。

そんな経験はありませんか?

大人になってからでも、足の形やサイズ感が変化することはあります。

ただし、足のサイズが変わったからといって、単純に足の長さが伸びたとは限りません。

足幅や足囲、足の形が変わることで、以前と同じサイズの靴が合わなくなることもあります。

また、年齢だけでなく、体重の増減や妊娠・出産などが足の形に影響する場合もあります。

この記事では、大人になってから足のサイズや形が変わる理由と、以前の靴が合わなくなったときに確認しておきたいポイントを、足と靴の両方から解説します。

この記事でわかること

  • 大人になってから足のサイズが変わることはあるのか
  • 40代・50代で昔の靴が合わなくなる理由
  • 痩せると足のサイズも小さくなるのか
  • 妊娠・出産による足の変化
  • 足を測るとき、靴を選ぶときに確認したいポイント

大人になってから足のサイズが変わることはある?

大人になってからでも、足のサイズや形が変化することはあります。

ここでいう足のサイズは、23.5cmや24cmといった足の長さだけではありません。

足長そのものには大きな変化がなくても、足幅や足囲、左右差などによって、以前と同じ靴が窮屈に感じることがあります。

足長・足幅・足囲・左右差を説明した足のサイズの図

昔と靴のサイズが変わったと感じたときには、何cmになったかだけではなく、足の幅や形まで見て考えることがポイントになります。

年齢とともに足のサイズが変わるのはなぜ?

若い頃からずっと同じサイズを履いていたのに、最近になって靴が合わなくなってきた。このような変化は、大人になってからでも起こります。

年齢の異なる成人の足を比較した研究では、足幅や足囲など、足の形には年代による違いがあることが報告されています。[1] [2]

これは、年齢とともに足の骨が成長し続けるという意味ではありません。

足長には大きな変化がなくても、足幅や足全体の形が変わることで、これまで履いていた靴が窮屈に感じる場合があります。

足長だけでなく、足幅や足囲にも目を向けてみましょう

靴のサイズというと、23.5cmや24cmといった数字を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、履き心地には足の長さだけでなく、足幅や足囲、甲まわりの形なども関係します。

以前より靴の横幅がきつい、親指や小指の付け根が当たる、同じサイズなのに窮屈に感じるといった場合、足長ではなく幅や形が変わっている可能性もあります。

POINT

足が大きくなったように感じても、足長そのものが伸びたとは限りません。

足幅や足囲など、足の形にも目を向けてみましょう。

40代・50代で以前の靴が合わなくなったと感じたら

40代・50代になっても、昔から23.5cmだから今も23.5cm、と長年同じサイズを選んでいる方は少なくありません。

もちろん、以前と同じサイズが現在も合っている場合もあります。

ただ、最近になって靴がきつくなった場合は、一度現在の足を測り直してみてもよいでしょう。

特に注意したいのが、横幅がきついから0.5cm大きな靴にする、という選び方です。

本当は横幅が合っていないのに足長だけ大きくすると、つま先に余分なスペースができたり、靴の中で足が動きやすくなったりすることがあります。

体重が増えたり減ったりすると足のサイズは変わる?

体重が増えたあと、以前の靴が少しきつく感じることがあります。

反対に、痩せると足のサイズも小さくなるのだろうか、と疑問に思う方もいるでしょう。

体重が大きく変化すると、足の形や靴を履いたときのフィット感が変わることがあります。

ただし、体重が増えたから足がそのまま長くなる、痩せたから靴のサイズが必ず小さくなる、という単純なものではありません。

痩せると足のサイズは小さくなる?

痩せることで足幅や足囲などが変化することはありますが、靴のサイズまで必ず小さくなるとは限りません。

減量前後で足を測定した研究では、体重が減ったあとに前足部の足囲や踵の幅などが小さくなったことが報告されています。[3]

一方で、減量によって足にかかる負荷は減っても、足そのものの構造には明確な変化がみられなかったという研究もあります。[4]

たとえば10kg痩せたとしても、それだけを理由に24cmの靴から23.5cmへ変更できるわけではありません。

足長はほとんど変わっていなくても、以前より横に余裕を感じたり、甲まわりがゆるく感じたりすることはあります。

POINT

痩せることで足幅や足囲が変化する場合はあります。

ただし、体重が減ったからといって、靴のサイズまで必ず小さくなるわけではありません。

体重が大きく変わったあとに履き心地が変わった場合は、サイズを機械的に上げ下げするのではなく、一度現在の足を確認してみましょう。

妊娠・出産で足のサイズが変わることも

妊娠や出産をきっかけに、以前履いていた靴が合わなくなったと感じる方もいます。

妊娠中は体重の増加をはじめ、身体にさまざまな変化が起こります。足も例外ではなく、妊娠前と比べて足長やアーチなどに変化がみられることがあります。[5] [6]

ただし、変化の仕方は人によって違います。

産後も足長やアーチの変化が残る方がいる一方で、妊娠中にみられた足長の変化が産後に戻ったという報告もあります。

出産後に以前の靴が合わなくなった場合は、妊娠前のサイズだけにこだわらず、現在の足をあらためて確認してみましょう。

産後に以前の靴が合わなくなったら

出産後は赤ちゃんのお世話が中心になり、自分の足や靴まで気にする余裕がない時期もあると思います。

それでも、妊娠前から履いていた靴が窮屈になったり、履き心地が変わったりした場合は、今の足を一度測ってみてもよいでしょう。

足のサイズが同じでも、合う靴は同じとは限りません

足を測ったときの数字だけでは、合う靴までは決まりません。

たとえば足長が23.5cmだったとしても、23.5cmと表示された靴なら何でも同じように合うわけではありません。

足の幅や甲まわり、つま先、かかとの形などによって履き心地は変わります。

同じ23.5cmでも靴の形やフィット感が異なることを説明した図

足長・足幅・足囲はそれぞれ違います

足長は、かかとの後ろから最も長い足指までの長さです。

足幅は、親指と小指の付け根付近を結んだ横方向の広さ。足囲は、その付近をぐるりと一周した長さです。

同じ23.5cmの足でも、細身の方と幅の広い方では合いやすい靴が変わります。

右足と左足は同じとは限りません

左右の足を測ると、足長や足幅に少し差がある場合があります。

片方の靴だけ窮屈に感じる場合は、左右それぞれの足を確認してみましょう。

同じ24cmでも履き心地は変わります

同じサイズ表記でも、つま先が細いもの、横幅にゆとりがあるもの、甲まわりが低いもの、踵が細く作られているものなどがあります。

足を測ることは大切ですが、測った数字だけで靴選びが終わるわけではありません。

実際に履いて、つま先の余裕や横幅、踵の収まり、歩いたときの感覚まで確認してみましょう。

昔の靴が合わなくなったときに確認したいこと

以前は問題なく履けていた靴が、最近なんとなくきつい、歩きにくい。

そんなときは、すぐに大きなサイズへ買い替える前に、今の足と靴の状態を確認してみましょう。

まずは両足を測ってみましょう

長年同じサイズを履いていると、その数字がずっと自分のサイズだと思いやすくなります。

以前の靴が合わなくなったと感じたら、一度左右の足を測り直してみましょう。

どこが合っていないのか確認してみましょう

つま先 指先が当たる・余裕が少ない
横幅 親指や小指の付け根が当たる
甲まわり 締めつけや圧迫感がある
かかと 歩くと浮く・ずれる

靴がきついと感じても、原因がすべて足の長さにあるとは限りません。

また、長く履いている靴では、靴底のすり減りや踵まわりの変形、中敷きのへたりなどによって履き心地が変わっていることもあります。

サイズ表記だけで決めず、実際に履いて確認する

靴を選ぶときは、サイズの数字だけで決めず、両足とも実際に履いて確認しましょう。

その場で立つだけでなく、店内を少し歩いてみると、つま先の余裕や横幅、踵の収まりなどにも気づきやすくなります。

足を測ることは、靴選びのスタートです。

当院では足のサイズだけでなく普段の靴も確認しています

足のサイズを測ることは、靴を見直すうえで大切な第一歩です。

ただ、足長や足幅などの数字だけでは、その靴が現在の足に合っているかまでは分かりません。

当院では足や靴について確認するとき、足の状態だけでなく、普段履いている靴も一緒に見ています。

オアシス整骨鍼灸院で患者さんの足のサイズを測定している様子

足と靴を一緒に確認します

左右それぞれの足長や足幅などを測り、普段履いている靴も見ながら、つま先の余裕や横幅、踵の収まり、靴の傷みなどを確認します。

必要に応じて実際に靴を履いてもらい、立った状態だけでなく、歩いたときのフィット感も見ていきます。

足だけでは分かりにくかったことが、普段の靴と一緒に見ることで見えてくる場合もあります。

昔と靴のサイズが変わったからといって、それだけで問題があるわけではありません。

昔のサイズに戻すことよりも、現在の足に合った靴を選ぶことを大切にしています。

足・靴・歩行の確認について詳しく見る

まとめ

大人になってからでも、足の形やサイズ感が変わることはあります。

ただし、足が大きくなったように感じても、足の長さそのものが変わったとは限りません。足幅や足囲などが変わることで、以前履いていた靴が合わなくなることもあります。

靴が合わなくなったと感じたときは、昔から履いているサイズだけにこだわらず、一度現在の足を確認してみましょう。

昔と靴のサイズが変わったからといって、それ自体を心配しすぎる必要はありません。

以前のサイズに合わせるのではなく、現在の足に合った靴を選んでみてください。

足や靴について気になる方へ

以前の靴が合わなくなった、今の足のサイズが分からない、どんな靴を選べばよいか迷っている。

当院では、足のサイズだけでなく、普段履いている靴も一緒に確認しています。

ご相談の際は、普段よく履いている靴があればお持ちください。

執筆・監修:三木 高志

オアシス整骨鍼灸院 院長/柔道整復師・鍼灸師

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参考文献

  1. Ansuategui Echeita J, et al. Age-related differences in women’s foot shape. Maturitas. 2016;94:64-69. PubMed
  2. Reeves J, et al. Differences in Foot Morphology across Age Groups for Women and Men. 2024. PubMed
  3. Zhao X, et al. Does Weight Reduction Affect Foot Structure and the Strength of the Muscles That Move the Ankle in Obese Japanese Adults? 2018. PubMed
  4. Song J, et al. Effects of weight loss on foot structure and function in obese adults: a pilot randomized controlled trial. Gait Posture. 2015. PubMed
  5. Segal NA, et al. Pregnancy leads to lasting changes in foot structure. Am J Phys Med Rehabil. 2013. PubMed
  6. Alcahuz-Griñan M, et al. Morphological and Postural Changes in the Foot during Pregnancy and Puerperium: A Longitudinal Study. 2021. PubMed